RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND @ Zepp Tokyo / リンゴ・スター、豪華オールスターズ
ビートルズといえば、音楽の歴史の中で最も影響力のあるバントの1つなわけでして、既に亡くなってしまったメンバーは別として、まだ現役のメンバーの生演奏も見たことがないなんて….なんだか恥ずかしい…とまで思っていた私です。
今までも一応、ビートルズとの距離を縮める為に、イギリスのLiverpoolのビートルズ博物館、埼玉のJohn Lennon Museum、ニューヨークのジョンの家の前、オノ・ヨーコさんの美術展等には行きましたが、やっぱりね、ライブを見なきゃね!
今回、会場で同じ空気を吸えるだけでも幸せだったはずなのに、バックステージパスまで用意してい頂いたので、メンバーとも話す機会に恵まれました。こんな素敵なチャンスを与えてくださったT氏ありがとうございました m(_ _)m

さてさて、リンゴさんのお話。 温厚な性格で知られる彼は、ステージでもいい人オーラがにじみ出ていました。彼がいなかったらビートルズの解散はもっと早かっただろう….と言う人が多いのも納得。自己主張の強いミュージシャンが多い音楽業界の中で、長年、彼は、優しいクッション的な役割をしてきたのでしょう。
そんなリンゴに「一緒にバンドをやろうよ!」と言われれば、誰もが2つ返事で快諾してしまうのではないでしょうか。1989年から始まった、RINGO STARR & HIS ALL STARR BANDが、現在も継続できているのは、まさにリンゴが愛される人物であることの証。毎回、超豪華なミュージシャンばかりがこのバンドに参加しています! 皆、リンゴの人間性、そしてビートルズの音楽性をリスペクトをしているのがパフォーマンスを見ていても伝わってきます。
私のラジオでもヘビロテしているTotoのギタリストです。Boz Scaggsが好きな私は、その流れでTotoもよく聞いていました。今回のライブは、Steve Lukatherバンド??と思えてしまうくらいToto色が強かった気がします Rosanna / Africa / Hold The Lineと3曲もTotoの曲を演奏してくれました。名曲揃い!
GREGG ROLIE
Journey, Santanaなどのサポートで有名なキーボード奏者。オルガンの音が光ってました。そして、ジーンズ生地のベストに、もっさりした髪型という、見た目まで「あの頃」を再現してくれていて素敵でした。
RICHARD PAGE (Mr. Mister)
リンゴバンドは全員、歌も歌えるのですが、この人は、特に歌が伝わって来ました。さすがMr.Misterのリードボーカリスト。リバービーな声が会場全体に響きわたってからバンドインする♪Kirieが印象的でした。こちらのビデオは、今から、約30年前のビデオですね。ジーパンにシャツをインする時代 ww
TODD RUNDGREN,
バンド内のムードメイカー的存在でした。踊ったり、叫んだり、ザ・エンターテイナーでした。彼がソロをとったのは、1曲だけだったはず。演奏的にはSteveがリードで、Toddがサイドギターという役割分担だったと思います。足元にコンパクトエフェクターをズラリと並べるSteveに対し、Toddは、エフェクターも超シンプルに、マルチエフェクター1つで勝負。多分Line6だったと思います(違ってたらどなたか正解教えて下さい。)
MARK RIVERA
もしも、もしも、私がバンドメンバーを一人選べるような立場になったら、私はMarkを指名すると思います。なぜなら彼は、器用すぎるんです!専門はサックス。Joe Cockerのサポートもやっていたくらいサックスプレイヤーとしても引っ張りだこな人です。ただ、リンゴのライブでは、サックス以外に、パーカッション数種類、ドラム、キーボード、そして、ハイトーンでメインボーカルを取るなど、才能が溢れまくりでした。脱帽!
GREGG BISSONETTE
リンゴの右腕ドラマー。リンゴのドラムが「静」だとすると、Greggは、真逆の「動」というスタイル。音的にも精神的にもリンゴをしっかり支えているんだなーという感じ。思った以上にリンゴがセンターで歌うシーンが多かったので、Greggの存在は大きいですね。
↑ 左からSTEVE LUKATHER (Toto)、RICHARD PAGE (Mr. Mister)、私、MARK RIVERA、GREGG BISSONETTEです。
ライブ後に、バンドメンバーと一緒にBlue Noteに行ってきたんですよ。この日は、タイミングよくSteveの お友達ベーシストのネーザン・イースト(Nathan East)がメンバーの、Four Playの演奏があったのです。彼らも最高に良かった! ジャズなのにジャズを超えているという表現をしたら良いのかな。インプロよりも「キメ」を大事にしていて、ギターとベースが、全く同じ難解フレーズをダブルで弾くあたりにヤラれました♪
上のメンバーがそれぞれのバンドでバリバリ活躍していた70年代〜80年代のギターロック・ミュージックが満載の、私のレギュラーラジオ『Forever Guitar Kids』の最新Ed. がアップされました。ぜひお聞きください♪
Listen to 『Forever Guitar Kids』- Namm Show 2013 –